程々な薬剤師のブログ

日々の気になったことを発信しています。学びの場の共有と自分の備忘録もかねていますので、稚拙な文章ですが許してやってください。

薬の神様ってご存知ですか? ~薬と健康の週間によせて~

突然ですが、皆さんは薬の神様が誰だかご存知でしょうか?

今日、職場のスタッフに聞いてみましたが、だれも知りませんでした(神様ごめんなさい汗)

 

なぜ、このタイミングで薬の神様の話をしているかというと

 

10/17~10/23の期間は

 

「薬と健康の週間」

 

といって医薬品を正しく使用することの大切さ、そのために薬剤師が果たす役割の大切さを一人でも多くの方に知ってもらうために、ポスターなどを用いて積極的な啓発活動を行う週間です。

 

で、なぜ10/17からなのかというとその日は

 

「薬祖神祭の日」

 

といって医薬の神様を祭っている薬祖神社で祭典が行われる日なのだそうです。

 

その薬祖神社に祭られている神様が

 

大己貴命(おおなむじのみこと)」

 

少彦名命(すくなひこなのみこと)」

 

の2人なのだそうです。

 

あまり聞いたことない名前だと思いますよね?

 

大己貴命は別の名前を「大国主命」ともいい、「因幡の白兎」のお話で登場する神様なのです。(ほかにも名前は多数ある。)

 

また、七福神の1人でもある「大黒天」と同一であるともいわれています。(神仏習合による)

 

ここまで来れば少しは聞いたことあるかもしれませんね。

 

一方、少彦名命ですが、大国主命のパートナーとなって国つくりをおこなったとされています。

 

その2人と医療はどう関係あるの?というと

 

大国主命は「因幡の白兎」のお話の中で傷ついた白兎に「真水で体を洗い、蒲黄(かまのはな)を敷いて、そこに寝転びなさい。」と諭しました。

 

それが正しい治療法であるということから、医療の神様という性格を得たといわれています。

 

また、少彦名命が突然の病に苦しんだときに、大国主命は大分の「速水の湯」を道後へと導き、手のひらに温泉を作り少彦名命をそこへ浸して湯あみさせ温めました。すると少彦名命はたちまち元気をとりもどし、立ち上がりました。というエピソードがあり、少彦名命も医療の神として知られるようになったのだそうです。

 

いかかでしたか?

 

意外と知らないことも多かったと思います。(私もこうやって調べて初めて知りました)

 

薬と健康について考えたときに、「薬の神様」という存在がある。

 

ということも知ってもらえたら幸いです。

 

多少引用などで間違えている部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

参考

厚生労働省リンクhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177928_00003.html

東京薬事協会さま http://www.yakujikyo.or.jp/festival/history.html

やおよろず 大国主命https://yaoyoro.net/%E5%B0%91%E5%BD%A6%E5%90%8D%E5%91%BD.html

少彦名命

https://yaoyoro.net/%E5%B0%91%E5%BD%A6%E5%90%8D%E5%91%BD.html