程々な薬剤師のブログ

日々の気になったことを発信しています。学びの場の共有と自分の備忘録もかねていますので、稚拙な文章ですが許してやってください。

研修会報告

みなさんおばんです。(東北弁でこんばんわ)

先日、睡眠治療の研修会に出たので、学びの共有をしようと思います。

思い付いたことから書くので、支離滅裂になると思いますが、備忘録なんで、ご容赦くださいね😃

アルコール依存症の治療として睡眠薬が使われる」

アルコールとBZ系薬剤は同じ受容体に入り込むため、中枢への影響が似ているから。

睡眠薬を続けると、効かなくなる?」

アルコールをのんで酔っ払う人でも、続けるうちにちょっと強くなる。という経験がある人も多いかもしれません。これもさっきと同じく、作用する受容体が同じなので体が慣れてしまう。

「飲酒なし、就寝時間も問題ないが、眠れない人」

もしかしたら、カフェインが原因かもしれない。
コーヒーの半減期は約8時間、したがって夕方以降のカフェイン摂取は不眠の原因になる可能性がある。

薬の使い方について

ラメルテオン
睡眠薬ではなく、睡眠改善薬だから気長に飲むことが大事、と指導する」
「寝る直前よりは、寝る1時間半前に飲むと効果が出る場合がある」
講師の先生の御経験では、3ヶ月くらい継続すれば効果が実感できるかも。とのこと。

断薬について
一般の人なら漸減法が基本(反跳性不眠の影響を少なくするため)
BZ系薬剤を減らしながらスボレキサントを併用することもある。
認知症の人の場合
もともと不眠症ではない可能性があることと、反跳性不眠の影響が少ない(感じにくい?)ためいきなりBZ系薬剤からスボレキサントなどに切り替えても問題ないことがある。

睡眠衛生指導単独では不眠症の改善が難しいという研究もあり、薬剤師の介入でどこまで患者さんの満足度に寄与できるか。
https://twitter.com/89089314/status/1121188810102992896?s=19

ざっくり書いてみました。いかがだったでしょうか。
また研修会に出たら共有したいと思います。

お付き合いいただき、ありがとうございました。