今日は世界禁煙デー。
いきなりですが、
「空気清浄機って、タバコの煙はほとんど除去できないって知ってましたか?」
今日5/31は世界禁煙デーです。
厚生労働省では、今年は
「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子ども達をまもろう~」
がテーマになっています。
タバコを吸っている方の中には、家の中だと壁が汚れたり、においがついたり、家族に迷惑がかかるからと、外、換気扇の下、ベランダなどいろんな工夫をしながら吸っていると思います。
そこで誰もが考えることとして、「空気清浄機」の存在がありますね。
「PM2.5をカット」「ウイルス、アレルゲンを除去」などと書いてあれば、タバコの煙だって大丈夫。そう思ってしまいます。
しかし、現時点ではタバコの有害物質を除去できる空気清浄機はほとんどありません。
検証してみると、ダイキンのホームページには、
「たばこの有害物質(一酸化炭素など)は、除去できません。」との記載が。
また、パナソニックのホームページにも「タバコに含まれる有害物質(一酸化炭素等)は除去できません。」と記載。
シャープも同様。しかもプラズマクラスターは「背面吸気」のため、空気清浄機の背面でタバコをすうことはあまり現実的ではないですよね。
さらに、ダイソンのホームページにも
「酢酸、アセトアルデヒド、アンモニアで試験を実施。それ以外の有害物質については確認していません」とのこと。
空気清浄機があるから大丈夫と思っている喫煙者の皆さん。
受動喫煙は肺がんのリスクを高めるという臨床研究もおこなわれています。
喫煙者のパートナーと非喫煙者のパートナーでは肺がんの発症リスクが上昇する。といった内容です。
この記事を読んで、禁煙を考えている方がもしいらっしゃるのなら、ぜひ近くの薬局に足を運んでみてください。薬剤師さんはきっとあなたの禁煙をサポートしてくれます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。