研修会備忘録 1
研修会で学んだことを忘れないうちにアウトプットしようと思い立って
1ヶ月くらい経ってしまった…(もう半分以上忘れてる…)
さて。
高齢者てんかんについて
気づき
1 てんかんの新規発症率は70代から上昇を始める。
(高齢ではてんかんは起きないと思っていた。反省)
2 高齢発症てんかんとは
疫学:65歳以上の高齢者(総人口の26%)におけるてんかん発症率1.5%
(通常成人発症で0.5〜1%)
病因:1)器質的疾患によるてんかん発作(脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍など)
→これが高齢者てんかん
臨床像: 1)強直性・間代性痙攣発作、ジャクソン発作
2)てんかん重積状態
・非けいれん性てんかん重積状態
・けいれん後の遷延性意識障害
メカニズム
→脳血管に炎症、BBB(血液脳関門)の破綻、アポトーシスなど
第2ステージ→発作活動のない潜伏期間
→神経変性、血管新生など
第3ステージ→てんかん発作を繰り返す慢性期
ここで薬剤の話
高齢者はすでに色々な疾患を抱えている場合が多い。そのため、既存の
抗てんかん薬では薬物相互作用が問題となることが多い。
そこで近年は新規てんかん薬(ラコサミド、ペランパネル、レベチラセタム、
トピラマート)に注目が集まっている。
研修会で出た質問
抗てんかん薬のやめ時、切替時はどのように考えるか?
回答 症状や脳波の状況次第になる。段階的に行うのがよい。
あと、けいれん発作はアレルギー症状と同じでコップの水があふれた時が発作発現と
考えるという説がある。脱水、低血糖、アシドーシスでコップの縁が下がる。
それに対して、抗てんかん薬はコップの縁を高くして水が溢れないように(発作が起きないように)する。
とりとめもなく書いてしまった。
発信下手なのでご容赦ください。